大山崎町で起きている「事件」
京都府大山崎町の第2大山崎小学校では、校舎で雨漏り、天井の崩壊や壁の亀裂等、老朽化の影響が出ているが長期間工事されていない。それは大山崎町議会の議席数に大きな問題があるために起こっている。(他にも様々な問題があるが割愛する)
ここの町議会では定数が12。構成は与党系が6人、野党系が6人という構成になっており、うち一人は議長となって議決権を持たない。つまりどちらかの派閥が議長になると、多数決でもう一方の要望が通ってしまうことになる。
当然、どちらの派閥も議長をしたがらない。2020年11月まで与党側が議長をしていたが、慣例により2年で辞職。しかし次の議長が決まらない。議決権が失くなり、どちらか一方の要望が通ることになるからだ。(6月現在、議長は決まっているようだ。当然か)
定数が偶数の地方議会は議会が停滞するおそれがある
ここまでの情報を見て皆さんはどのように感じただろうか?
「町長がリーダーシップを発揮しないから」「民意は現町長を選んだ。町長の政策を重視すべきだ」「慣例により2年で議長が変わるのはおかしい」「仲良くしろ」「とりあえず校舎の建て替えはしようよ」「損をするのは今学校に通っている児童」
だいたいはこのような意見だろうか?私もそう思う。ではこれからどうすればよいのか?どうしていればよかったのか?私はこの事態を民主政治における除去すべきバグと唱えたい。
つまり、議員の定数が偶数になっているからこのような事態になっているのだ。政治家たちは様々なことをそれらしく、自分の意見を正当化するように発言をする。だがそれが彼らの仕事みたいなところもある。
だから最終的に多数決という決め方をしているにすぎない。私は政治において「決められない」という状態は最も避けなくてはならないモノの一つだと思う。我々人類は成功と失敗を重ねて前に進む生き物ではないだろうか?
失敗というのは…………
いいかよく聞けッ!
真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!
困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!
スティーブン・スティール、『ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン』
私はいわゆる技術職で、毎日のようにフラスコとやりあっているが、一度で成功することなどはあまりない。特に初めてやること、未知のモノに対しては失敗しながら成功を探す必要がある。
故に、「決められない」ことは「何もしない」こと同義であることが多い。政治においても同じことが言えるのではないだろうか?
この状態を放置することは、大山崎町民にとっての不利益となるだろう。大山崎町議会は次の選挙までに定数の増減を決めなければ、また同じ状況が生じる可能性が十分ある。
坂井市議会ではどうすれば?
さて、我らが坂井市議会においてはどうだろうか?
現在、定数は26。議会では定数削減について議論が為されていると、三宅さゆり議員の発信で知った。しかし定数は削減しないようだ。議会が拒否したのだ。
私はこれに断固として反対する。26は偶数だ。仮に派閥が拮抗した時、責任は定数削減に務めなかった議会にある。せめて25、坂井市の人口を考慮すると21でも良いと思う(あくまで人口だけ見た場合)。
しかし26から減らすのも拒否するような連中なので、ここは譲歩して23としよう。せっかく提案しても通らない可能性が高いからだ。
ということで、私は坂井市議会議員の定数は26→23にすることを提案する。
資料(2021/06/18現在アクセス)
高砂市、定数19、人口89,452人
以下同様に自治体HPから調査
あま市、定数22、人口89,058人
射水市、定数22、人口92,006人
人口規模調査は以下のサイトから

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