HPVとは?
HPVは「ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)」のことで、子宮頸がんの原因となるウイルスだ。主に性交渉により伝染るとのことで、性交渉の経験者の多くが感染されているとされ、海外では性行為の経験がある女性の50~80%が、生涯で一度はHPVに感染すると報告される。
しかしながら90%以上の場合、2年以内にウイルスは自然に排出される。しかし、ウイルスが自然に排出されず、数年から数十年にわたって持続的に感染した場合には、がんになることがあるとのこと。
HPVワクチンとは?
HPVは100種類以上あるとされ、そのうち15種ほどががんの原因となるウイルスらしい。HPVワクチンは「HPVの感染予防」つまり子宮頸がんの発生を抑制する効果があると考えられる。このあたりの細かい文言は正確ではないところもあると思われるので、注意されたい。
大雑把に言うとHPVワクチンは「子宮頸がんになりにくくなるワクチン」だ。公費負担の対象年齢を過ぎていたとしても、有用なワクチンと言える。なお、男性にも効果があるとされるが公費対象外だ。私はコロナワクチンを推奨しているし、女性の命を守るHPVワクチンも同様に推奨したい。
しかし今このワクチンがピンチの状態だ。
ワクチンが手に入らない?!
現在、HPVワクチンは「定期接種」になっている。つまりワクチンを打てる体制が整っているのだが、「積極的な接種勧奨の一時差し控え」というヒッジョーに意味が分かりづらい状態になっている。要するにワクチンは仕入れているが積極的に接種を呼びかけていないため、ワクチンが余っているのだ。
これの何が問題かというと、ワクチンの期限切れが発生し、廃棄しなくてはならないという状態に陥っているのだ。さらに、「ワクチンは世界中で必要とされているのにも関わらず、日本は買うだけ買って使わず捨てている」と製薬会社から思われている(というか事実そう)。そのため、「もう日本には供給しない」と言い始めているのだ。
現状に至った原因は「陰謀論」?
本日(2021/09/12)、ハートピア春江にて「10万個の子宮 あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか」というタイトルの本を借りた。まだ20ページほどしか読んでいないが、この本はワクチンを推奨する内容となっている。そして「副反応」で国家賠償請求訴訟を起こしている人たちを「陰謀論者」として取り扱っている(ように見える)。
陰謀論というとコロナワクチンについても「殺人兵器だ」とか「5Gで洗脳される」、「ディープステート」「コロナは風邪」と主張する方たちがいるが、それに近い存在なのだろうか?
世界中で使用され、大きな問題が取り沙汰されず子宮頸がん撲滅のための希望とされ、科学的根拠が示されるワクチンに対して副反応については「科学的根拠が無い」とされている。正しいのはどちらなのだろうか?あるいは問題に白黒つけること自体が間違いなのかもしれない。ワクチンは「副反応があることを理解した上で」接種する。「そのような主張をする方もいるが、政治判断で勧奨する」という方法だってあるはずだ。年間3000人が死亡し1万人が子宮を摘出する原因となるHPVを撲滅することこそ、広く国民を守ることになるのではないだろうか?
自治体のHPVワクチンの積極的接種の勧奨を求めます
細かいことを言い出すと話がぼやけてしまうので、以降は私の主張だけ述べせさせていただく。今後、様々な書籍や情報から細かな点が変わるかもしれないが、大きな方針は変わらないだろう。
私はHPVワクチンの接種を勧めます。
また、自治体のHPVワクチンの積極的接種の勧奨を求めます。
余ったワクチンは男性への接種に使う
とにかくワクチンが廃棄されるのはとてももったいない。
HPVワクチンは男性にも効果がある。また、肛門がんの予防にも繋がるという。

なので、無償接種を男性まで拡大させたほうが良いと考えます。
男女関係なく命を守れるのなら、広く勧奨することが坂井市・福井県にのみならず、日本全体の益になると信じています。
ちなみに自分はというと…
打ったことはありません。妻もないです。
ここで他人にとっては死ぬほどどうでも良い告白をしますが、私は妻としか性行為をしたことがありませんし、今後も妻以外とすることはないでしょう。感染予防に関して、ワクチンは先に打つことでしか効果を成さないため、もう遅いのです。
ただこれは現在の私の意見。今からでも意味があるという事実があり、誰かにお金を出してもらえるというなら受けたいな、くらいの気持ちです。その時は9価のワクチン(強効果のワクチン)がいいな。
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