坂井市議会に陳情を2件出しました

ブログ(活動・思想)

2020/10/30に坂井市議会に提出した陳情2件についてご報告します。

陳情件名

  • 議会活動の動画公開に関する陳情
  • 坂井市内学校教職員の実働実態の調査を求める陳情

陳情に至った経緯・理由等

議会活動の動画公開に関する陳情

理由①
先日、和歌山市議会の厚生委員会において、和歌山市がクラウドファンディングで集まった費用の一部を当初予算に充当する形で使われていることが明らかにされました。
この委員会の様子は和歌山市議会HPで閲覧可能で、議事録には残らない議員の声色や態度が確認できます。議会活動をインターネット上で視覚、聴覚で確認できる動画は、一般人の多くからは見えにくい「議会の活動」を知る上で、非常に有効であると言えます。
本市議会では、既に代表質問や一般質問の動画が公開されておりますので、それに加え委員会や質疑、討論および採決の動画を公開すれば、発信内容としてはおおよそ十分であると考えます。費用対効果についても、既にある機材やノウハウを流用すれば、コストメリットは非常に高いと考えます。

理由②
私は平日勤務のサラリーパーソンです。委員会及び本会議を傍聴し、議員や理事者側がどのように議会活動に取り組まれているか確認したいと考えておりますが、多忙のため議会に赴くことが困難です。今回は、期間3週間の仕事を2週間で終わらせることで時間を捻出し、有給休暇を取得した上で陳情に赴いております。
また、コロナ禍のため仮に休みを取れたとしても、感染リスクを考えると議会に赴くことも憚られます。また傍聴の制限もされていると聞いております。
傍聴はリアルタイムで議会の情報を得ることができます。逆に言うと、傍聴ができない市民は議事録の公開を待つ必要があり、かなりの期間を待つことになります。
傍聴ができない市民と傍聴できる市民との格差を是正するためにも、要旨③と要旨④についても、御一考されることを求めます。私自身、Youtubeに動画を投稿しておりますが、動画投稿には手間はほとんどかからないため、議会活動の翌日~1週間後程度で動画公開は可能であると考えます。

坂井市内学校教職員の実働実態の調査を求める陳情

経緯
先日、坂井市内にて現役教師と意見交換をする機会があり、坂井市のとある中学校教職員の勤務実態を聞きました。要点は以下の通りです。

  • 坂井市内のとある中学校における今年7月の残業時間について、10人以上が「過労死ライン」を超過し、うち数人は100時間を超過した。超過分は無給である
  • 残業の主な原因の一つに部活動がある。坂井市には部活に関して教員を補助する制度があるが、全ての部活に適用はされず、その恩恵を受けている教員は2割程度である
  • その2割の方々も、練習試合や大会への引率は教員本人で負担する他ない等、部活動への負担が大きく減るものではない
  • その制度は特定の部活に対して人材を派遣する制度だが、その人材は教育に関する専門知識に疎い場合があり、指導が不公平になり保護者から苦情が来るなど、逆に教職員の負担 が増えている事も多い
  • 坂井市議会議員が”学校現場”に来ることは少なく、議会で取り上げられる機会も少ない
  • 部活動自体が制度的に破綻しており、政治的解決方法が必要

以上の意見を聞いた上で、同じ市民としてこの状況を黙って見過ごすわけにもいかないため、何かしら解決の動きを求めるため、坂井市議会に陳情するに至りました。

陳情当日の動向

9:45 本庁舎着 自家用車で移動し、到着。10:00に予約しているため、トイレに行ったり席に座って時間を潰す。

9:55 議会事務局に入室

10:00 土屋議長 到着

11:00 陳情終了

11:10 総務課へ情報公開請求に関して問い合わせに伺う。その後、東尋坊プロポーザルについて担当部署へ伺う。

所感

議会活動の動画公開に関する陳情

採択の可能性は低いと考える。以下にその理由とそれに対する私の見解を述べる。

理由1:議会活動の動画公開に及び腰

土屋議長、事務局長共に「時代の流れでいずれは動画公開されていくだろう」、との見解。私が6月に出した陳情と併せ、議会運営について総合的に検討するとのこと。
しかしいくつか気になる見解があった。

  1. 動画を撮影されていると、人に見られている感覚があり職員が萎縮する
  2. 萎縮すると職員の答弁がぎこちなくなり、歯切れの悪い答弁になる恐れがある

との見解を示されたが、そもそも委員会自体は公開されている場で、福井新聞などの各マスコミがいるハズだ。
当然、有権者も傍聴していることだろう。ならば、これまでと変わらない答弁をができるハズで、日本全国誰がどこからでも見ることができる状況になることは都合が悪いようだ。
私はこの意見を述べたが、納得はいただけていないようだった。その姿勢は議会活動の動画公開全般に対して非常に及び腰になっているように感じた。

理由2:費用対効果に疑問を呈している

既に一般質問の動画は公開されているため、機材やノウハウは既にある。しかし以下の見解を示された。

  1. 議会事務局の人員が少ない(7名)
  2. 視聴する市民が少ない可能性が高い
  3. 長時間になるため、ケーブルテレビの放送枠の確保が難しくなる

一般質問の動画の公開に事務局がどれだけのリソースを消費しているか把握をしていないため、コレに関しては何も言えないが、動画公開には手間はかからない。しかも坂井市は動画編集を外部委託しているとのことで、動画公開に関する負担はかなり少ない。しかしながら、事務局員の負担が増えることに変わりはないため、人員の確保が必要になる可能性はある。

視聴する市民が少ないことに関しては、市や議会のアピール不足が大きいだろう。市民の議会に対する関心の低さも相まって、視聴者数は現状少ない。委員会は数時間に及ぶこともあるそうで、「市民はそこまで見ないだろう」との見解だった。たしかに現状ではそうとも言えるが、それは議会や議員のアピール不足のためである、と再度伝えておきたい。

3.は以外な回答で、予想していなかった。坂井市議会が公開している動画は外部に編集を委託しており、公開はインターネット上とケーブルテレビの放送で賄われている。ネットの動画とケーブルテレビの動画はほぼ同様のもののようだ。つまり、「ネットで公開するならケーブルテレビにも流すべきで、しかし数時間の委員会の動画をはたして市民が見るだろうか?」という疑問があるようだった。
たしかにそのとおりだが、そのために公開しない理由にはならない。そもそもネットとケーブルテレビではその特性上、ネットのほうが情報量が多く利便性も高い。情報の取捨選択はユーザー側が行う。一方ケーブルテレビは流しっぱなしのため、全てを聞かなくてはならず、非常に使い勝手が悪い。
ネットとケーブルテレビの放送内容を同じにする必要はないし、ネットのほうが情報量が多くなるのは仕方がない。「高齢者はネットを見ない」とも言われたが、そんなことは無い。むしろ高齢者はスマホを使いこなす人が多い。そもそもケーブルテレビを契約している人間のほうがネットを使える人間より少ないのではないか。より広い公益を確保するためにも、是非利用者数の比較をしていただきたい。

以上により、本陳情は良くて趣旨採択、おそらくは否決となると考えている。

坂井市内学校教職員の実働実態の調査を求める陳情

今回のメインとも言える陳情。採択あるいは趣旨採択の可能性は高いと見ている。

理由:陳情内容を重く受け止めている

議長は上記を述べられた。しかしながらいくつかの疑問は残る。

  1. 教育長の成果は高く評価されている
  2. 教育長はとにかく現場主義で動いている

などの回答があった。

これには疑問を持たざるを得ず、少し反論をした記憶がある。川元教育長は再任の際、議会で賛成・反対の両方の討論があった。

共産党議員は反対、自民党系と思われる議員は賛成討論をされた。

その賛成討論で、川元教育長はその市議に高く評価されており、同一会派の議員も同様の考えであったのだろう。

結果、共産党以外は賛成多数で可決された。

つまり、議会では教育長の仕事ぶりにかんして、正しく評価できていないのではないか。

坂井市議の中には教育関連に力を入れているかたもいるだろう。しかし実際に現場で起こっている事を考えると、議員は本当に仕事しているのか?と疑問を持たざるを得ない。

これは私の雑感などではなく、現場で働く教職員の声を聞き、実際に議員に聞いてみたからこそ言える。

教職員が働く現場を実際に見ていれば、議会で積極的に発言をせざるを得ないレベルの話だ。今後は坂井市に限らず、議員たちはお偉いさんたちとの会合だけに留めず、現場に出る事や、SNSの発信を積極的にキャッチする事をオススメする。

感想

今回は初めて議会のシステムに対する陳情ではなく、市政に関しても陳情した。

実際に現場で働く方からの情報提供もあり、より力の強い陳情になったと思う。

これからも、市民の声を聞きながら活動を行っていきたい。

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